06 | お困りごと「古いシステムを、もう誰も直せない」の実物

動いているファイルの中身を、
その場で棚卸しする。

Access や Excel を読み込ませると、何のテーブルが何件あって、どこと繋がっていて、どこが使われていなさそうかが出ます。 作り直しの見積が出ない原因は、たいていここが分からないことです。

ファイルは、この画面から出ません

読み取りは全部あなたのブラウザの中で動いています。サーバ側にファイルを受け取る口そのものを作っていません。 疑わしければ確かめられます——このページを開いたあとに通信を切ってから読み込ませてください。オフラインのまま結果が出ます。

工事会社の受注管理ブックにありがちな形——使われていないシート、他シート参照の数式、非表示シート、結合セル——を入れたサンプルです。

読み取っているもの、読み取っていないもの

読み取っているもの(=構造)

  • •テーブル/シートの一覧と、非表示になっているもの
  • •項目名(見出し行)と項目数
  • •件数
  • •テーブル同士の繋がり(Accessのリレーション、Excelの数式参照)
  • •Access のクエリ・フォーム・レポート・VBAモジュールの数
  • •外部のブックやデータベースへの依存

読み取っていないもの(=中身)

  • —レコードの値。Access ではデータを取り出す処理を呼んでいません
  • —Excel の2行目以降のセルの値
  • —個人情報・取引先名・金額などの実データ

棚卸しに要るのは構造であって中身ではありません。 どんな項目があってどこと繋がっているかが分かれば、範囲は決められます。

読めないものも、正直に書いておきます

パスワードで保護されたファイル、破損しているファイル、Excel 2003以前の .xls(.xlsx で保存し直せば読めます)、 そしてソースの残っていないコンパイル済み実行ファイル(.exe / .mde)は読めません。 最後のものに当たった場合は、画面と帳票から逆に組み立てることになります。 読めなかったときこそ相談の価値があります。

この画面で終わる話ではありません

ここで出るのは「何がどこにあるか」までです。 そのうちどれが実際に業務で回っているかは、機械には分かりません。使っている人に聞くしかない。

ただ、作り直しの見積が出ない最大の理由がこの「何があるか分からない」なので、 ここが埋まると話が一段進みます。残りの聞き取りが、初回無料の棚卸しの中身です。

何で動いているかで話が変わります—— Access の移行 / Excel で回すことの限界

よくいただく質問

ファイルはアップロードされますか

されません。読み取りはすべてブラウザの中で行っており、サーバ側にファイルを受け取る口を作っていません。確かめる方法は簡単で、ページを開いたあと通信を切って(機内モードやLANケーブルを抜いて)からファイルを読ませてください。オフラインのまま結果が出ます。なお、このサイトには一般的なアクセス解析(Googleアナリティクス)が入っており、ページを開いた時点で「このページが閲覧された」という記録だけは送られます。ファイルの中身や名前は含まれません。

何が分かりますか

テーブル(シート)の一覧、項目名、件数、テーブル同士の繋がり、Access ならクエリ・フォーム・レポート・VBAモジュールの数までです。そのうえで、空のまま使われていない箇所、名前から見て古い年度のもの、数式で繋がっていないのに同じ項目名が別の表にもある箇所——つまり人が手で突き合わせている疑いのある箇所を指摘します。

レコードの中身も読まれますか

読んでいません。読むのは構造(何という項目が何件あるか)と、見出し行だけです。Excel では2行目以降のセルの値を取得していませんし、Access ではレコードを取り出す処理そのものを呼んでいません。棚卸しに必要なのは構造であって中身ではないためです。

読み取れないファイルはありますか

あります。パスワードで保護されたファイル、破損しているファイル、Excel 2003以前の .xls(形式が違います。.xlsx で保存し直せば読めます)、ソースの無いコンパイル済み実行ファイル(.exe / .mde)は読めません。読めない場合こそ相談の価値があるので、そのままお問い合わせください。

この結果があれば、作り直しの見積は出ますか

この画面だけでは出ません。ここで出るのは「何がどこにあるか」までで、そのうちどれが実際に業務で使われているかは、人に聞かないと分かりません。ただし見積が出せない最大の理由がこの「何があるか分からない」なので、ここが埋まると話が前に進みます。残りの聞き取りが、初回無料の棚卸しの中身です。

読ませてみた結果を、そのまま相談する

初回の棚卸しは無料です。この画面で出た結果のスクリーンショットでも、拡張子を教えていただくだけでも構いません。「中を読み取れるのか、画面と帳票から組み立て直しになるのか」の見立てをお返しするところまでが無料の範囲です。

  • 1 下のフォームを送る。箇条書き1行で構いません
  • 2 30分オンライン。資料の準備は不要。いつもの帳票をそのまま見せてください
  • 3 見立てを無料でお返し。進める場合の概算費用もこのとき出します

代表の水野が読み、2営業日以内にメールで返します。営業の電話はしません。 送信によりプライバシーポリシーに同意したものとします。

代表の水野が直接読み、2営業日以内に返信します。無理な売り込みはしません。 お急ぎならお電話でも:050-5473-9708

お困りごとシリーズ

台帳をぜんぶ見る

症状ではなく「これは何の問題なのか」を定義し、実際に見えるようにしたところまでを1本ずつ書いています。

17

kintone を入れたが、ノーコードでは作りきれなかった

止まっているのは画面ではなく、業務の決まりごとと外とのつなぎ

見せられるもの:棚卸し手順(公開)/API で毎晩取得(自社で稼働)
16

KING OF TIME の勤怠を、毎月 CSV で書き出して集計し直している

打刻は貯まっているのに、読まれるのは給与計算の日だけ

見せられるもの:KING OF TIME WebAPI で毎晩取得(自社で稼働)
15

Windows Server 2016 のサポートが終わるが、上で何が動いているか分からない

困るのは OS ではなく、その上の業務システムの一覧が無いこと

見せられるもの:社内システムの棚卸し手順(公開)
14

夏になると生産が落ち、残業と電気代が増える

機械が動いている時間と人がいる時間を、同じ時間軸で見たことがない

見せられるもの:168時間配置ビュー/heat119(現場センサー・自社で稼働)
13

毎日おなじ手順で、人がパソコンに向かっている

手順が決まって判断の要らない作業が、人の時間で回り続けている

見せられるもの:入金消込/168時間配置ビュー(自社で稼働)
12

AIが出した答えを、そのまま承認している

参考値のつもりで出させた機械の答えが、いつのまにか結論になっている

見せられるもの:入金消込(読ませるのは候補まで、確定は人)
11

人が採れない。増員という選択肢が最初から無い

足りないのは人ではなく、今いる人数で回る形に組み替えられた業務

見せられるもの:168時間配置ビュー/入金消込サンプル
08

ホームページはある。でも、問い合わせが来ない

問い合わせ数だけでなく、商談・受注につながる場所まで育てる

見せられるもの:自社サービスで0件 → 半年 → 月30件にした記録
07

新サービスを作っても、客が来ない

発注者が探す市場かを、作る前に確かめられていない

見せられるもの:自社サービスで0件 → 半年 → 月30件にした記録
09

請求書を出したあと、入金予定を手で打ち直している

請求と入金が別の場所にあり、繋いでいるのが担当者の頭の中だけ

見せられるもの:サンプル3ファイル+プロンプト(その場で試せる)
10

サーバーが古いと言われたが、どこも引き受けてくれない

サーバーが古いのではなく、Webと業務とメールが同じ場所で絡んで作業範囲を確定できない

見せられるもの:老朽サーバーのAWS移行(調査から本番切替まで)
01

人を増やしても、現場が楽にならない

人手不足ではなく、時間帯ごとの配置が見えていない

見せられるもの:168時間 配置ビュー
02

案件の利益が、締めてからしか分からない

見積・原価・入金が別の場所にあり、突き合わせが月末しかできない

見せられるもの:見積・原価・入金を1本に通した工事業務の仕組み
03

ベテランの頭の中にしか、正解がない

文書がないのではなく、文書に聞けない

見せられるもの:マニュアルRAG
いま読んでいるページ 06

古いシステムを、もう誰も直せない

システムが古いのではなく、仕様がプログラムの中にしかない

どのお困りごとから入っても、進み方は同じです。 会ったあとの進み方(宿題→見積→伴走→開発→保守・運用) にまとめています。 そもそもAIをどこから始めればいいか決まっていない場合は、 AXの現在地 (松尾豊教授のAX1〜5で自社の位置を決める)から読んでください。

この解説を書いている会社

ブロードバンドジャパン株式会社は、社長の隣に入り込んで、事業を新しくする。

  1. 1. 御用聞き——社長と現場の話を聞き、勤怠や見積のような、すでに手元にある記録を預かります。
  2. 2. 解く——たまっているデータを AI を使って解き、どの仕事で利益が出て、どこで消えているかを数字にします。
  3. 3. 決めて、作る——次の一手を一緒に決め、開発で形にします。数字を見て「やらない方がよい」と分かったことも、そのままお伝えします。
  4. 4. 動かし続ける——保守・運用で、作ったものを守り、何かあればまず聞ける相手であり続けます。

当社の考え:中小企業の利益の出どころと消えどころは、多くの場合「人の動き」——誰が、いつ、どこで、何をしているか——に行き着きます。 だから最初に見るのは、新しく入力してもらうデータではなく、すでに手元にある記録です。

このページは、業種別の解説として以前に作ったものです。いまの当社は「AIを入れること」から始める進め方をお勧めしていません。 先に困りごとを数字にして、道具はそのあとで決めます。