kintone を入れた。
でも、ノーコードでは作りきれなかった。
「自分たちで作れる」と聞いて入れた。最初の何本かはうまくいった。 そのうち、作った人にしか直せないアプリが増え、気づくと Excel と二重に入力している。 止まっているのは、画面を作る所ではなく、業務の決まりごとと、ほかのシステムとのつなぎです。
こういう状態の会社へ
kintone が悪いのではなく、届かない所がある
作った人しか直せない
担当者が工夫を重ねたアプリ。どの項目がどのアプリから引かれているか、本人しか知らない。その人が異動や退職をすると、誰も触れなくなる。
Excel に戻っている
集計や帳票が kintone の中で収まらず、毎月書き出して Excel で仕上げている。入力は kintone、判断は Excel、の二重になっている。
ほかのシステムとつながらない
勤怠、会計、販売管理。同じ数字をそれぞれに入れている。API でつなげるとは聞いたが、誰が作るのかで止まっている。
アプリが増えすぎた
部署ごとに似たアプリがあり、どれが正しいか分からない。使われていないアプリも消せずに残っている。
ノーコードで届く所、届かない所
画面と項目は作れる。決まりごととつなぎは、作れない
ノーコードで届く所
- ・入力画面と項目を作る
- ・一覧を絞り込む、並べ替える
- ・簡単なグラフ、通知
- ・アプリ同士で値を引いてくる(少しなら)
届かず、担当者の工夫で埋めている所
- ・条件によって流れが変わる業務の決まりごと
- ・月末の集計や、決まった様式の帳票
- ・勤怠・会計・販売管理など、外のシステムとのやり取り
- ・アプリが増えたあとの、全体の見取り図
右側を担当者の工夫で埋めていくと、アプリは動き続けますが、仕様が担当者の頭の中にしか残らなくなります。 これは kintone に限らず、Access や Excel のマクロで起きてきたことと同じです。
順番
作り足す前に、いまあるアプリを一覧にする
アプリと項目を一覧にする
どのアプリが、誰に、どのくらい使われているか。どの項目がどこから引かれているか。動いている設定から事実を拾います。資料が無くても始められます。
使われていないものを止める
残っているだけのアプリ、二重になっているアプリを分けます。直す対象が小さくなります。
決まりごとを書き出す
担当者の工夫で埋めていた所を、文章にします。ここで初めて、kintone のまま直すか、外で作るかを決められます。
外のシステムとつなぐ
どのデータを、どちら向きに、どのくらいの頻度で動かすか。読み取りだけで済むものから順につなぎます。
サイボウズ Office から移る場合
2027年9月30日までに、カスタムアプリの中身を先に取り出す
サイボウズ Office のパッケージ版は 2026年9月30日で販売が終わり、2027年9月30日にサポートが終わります。 移り先はクラウド版、kintone、Garoon などがあります。どれを選ぶにしても、カスタムアプリに何年分の業務が入っているかを先に一覧にしておくと、 そのまま移せるもの、kintone で作り直すもの、やめるものに分けられます。
そのまま移す
予定表・掲示板・ファイル管理など、標準の機能で足りているもの。
kintone で作り直す
カスタムアプリに業務の決まりごとが入っているもの。上の「順番」で作り直します。
やめる
残っているだけで、もう誰も見ていないもの。移す手間をかけない。
出典: サイボウズ公式サイト(パッケージ版 サイボウズ Office の販売終了・サポート終了のご案内)。2026年10月8日確認。ご契約によって期限が異なる場合があるので、ご自身の契約はサイボウズにご確認ください。
当社がお手伝いすること
状況を見ていくところまで、手順を整えて対応させていただきます
「どのアプリが何のためにあるのか、もう分からない」という状態のまま、ご相談いただいて構いません。 いまあるアプリの一覧を一緒に作るところから始め、kintone のまま直すか、外とつなぐか、作り直すかの見立てをお返しします。
よくあるご相談
kintone の開発・連携について
kintone はノーコードなのに、なぜ自分たちで作りきれないのですか?
画面と項目はノーコードで作れます。届かないのは、業務の決まりごと(この条件ならこの人に回す、この数字はあのアプリから引く)と、ほかのシステムとのつなぎです。そこを担当者の工夫で埋めていくと、作った人にしか分からないアプリになります。
作った担当者が辞めました。アプリを直せる人がいません。
まず、いまあるアプリと項目が、どこで・誰に使われているかを一覧にします。使われていないアプリは止め、使われている所だけを直す対象にします。資料が無くても、動いているアプリの設定から事実を拾えます。
kintone と勤怠や会計のシステムを API でつなげますか?
相談できます。どのデータを、どちら向きに、どのくらいの頻度で動かすかを先に決めます。読み取りだけで済むものと、書き込みが要るものを分けると、作る範囲と気をつける所がはっきりします。
サイボウズ Office のサポート終了に合わせて kintone へ移るべきですか?
サイボウズ Office のパッケージ版は 2027年9月30日にサポートが終わります(サイボウズ公式サイト)。移り先はクラウド版、kintone、Garoon などがあります。決める前に、カスタムアプリの中にどんな業務が入っているかを一覧にすると、そのまま移せるもの、kintone で作り直すもの、やめるものに分けられます。
どこに頼めばいいか分かりません。
整理してからでなくて構いません。いまのアプリで何が起きているか、状況を見ていくところまで手順を整えて対応させていただきます。初回の棚卸しは無料で、その一覧を持って他社に見積を取っていただいても構いません。
kintone・サイボウズ Office・Garoon はサイボウズ株式会社の製品です。製品名は説明のために記載しています。
作り足す前に、いまのアプリを一緒に見る
初回の棚卸しは無料です。30分オンラインで、いま使っているアプリと、困っていることを伺います。kintone のまま直せるのか、外とつなぐのか、の見立てまでをお返しします。アプリの名前を並べただけでも構いません。
- 1 下のフォームを送る。箇条書き1行で構いません
- 2 30分オンライン。資料の準備は不要。いつもの帳票をそのまま見せてください
- 3 見立てを無料でお返し。進める場合の概算費用もこのとき出します
お困りごとシリーズ
台帳をぜんぶ見る症状ではなく「これは何の問題なのか」を定義し、実際に見えるようにしたところまでを1本ずつ書いています。
kintone を入れたが、ノーコードでは作りきれなかった
止まっているのは画面ではなく、業務の決まりごとと外とのつなぎ
KING OF TIME の勤怠を、毎月 CSV で書き出して集計し直している
打刻は貯まっているのに、読まれるのは給与計算の日だけ
見せられるもの:KING OF TIME WebAPI で毎晩取得(自社で稼働) 15Windows Server 2016 のサポートが終わるが、上で何が動いているか分からない
困るのは OS ではなく、その上の業務システムの一覧が無いこと
見せられるもの:社内システムの棚卸し手順(公開) 14夏になると生産が落ち、残業と電気代が増える
機械が動いている時間と人がいる時間を、同じ時間軸で見たことがない
見せられるもの:168時間配置ビュー/heat119(現場センサー・自社で稼働) 13毎日おなじ手順で、人がパソコンに向かっている
手順が決まって判断の要らない作業が、人の時間で回り続けている
見せられるもの:入金消込/168時間配置ビュー(自社で稼働) 12AIが出した答えを、そのまま承認している
参考値のつもりで出させた機械の答えが、いつのまにか結論になっている
見せられるもの:入金消込(読ませるのは候補まで、確定は人) 11人が採れない。増員という選択肢が最初から無い
足りないのは人ではなく、今いる人数で回る形に組み替えられた業務
見せられるもの:168時間配置ビュー/入金消込サンプル 08ホームページはある。でも、問い合わせが来ない
問い合わせ数だけでなく、商談・受注につながる場所まで育てる
見せられるもの:自社サービスで0件 → 半年 → 月30件にした記録 07新サービスを作っても、客が来ない
発注者が探す市場かを、作る前に確かめられていない
見せられるもの:自社サービスで0件 → 半年 → 月30件にした記録 09請求書を出したあと、入金予定を手で打ち直している
請求と入金が別の場所にあり、繋いでいるのが担当者の頭の中だけ
見せられるもの:サンプル3ファイル+プロンプト(その場で試せる) 10サーバーが古いと言われたが、どこも引き受けてくれない
サーバーが古いのではなく、Webと業務とメールが同じ場所で絡んで作業範囲を確定できない
見せられるもの:老朽サーバーのAWS移行(調査から本番切替まで) 01人を増やしても、現場が楽にならない
人手不足ではなく、時間帯ごとの配置が見えていない
見せられるもの:168時間 配置ビュー 02案件の利益が、締めてからしか分からない
見積・原価・入金が別の場所にあり、突き合わせが月末しかできない
見せられるもの:見積・原価・入金を1本に通した工事業務の仕組み 03ベテランの頭の中にしか、正解がない
文書がないのではなく、文書に聞けない
見せられるもの:マニュアルRAG 06古いシステムを、もう誰も直せない
システムが古いのではなく、仕様がプログラムの中にしかない
見せられるもの:業務ファイル棚卸しツールどのお困りごとから入っても、進み方は同じです。 会ったあとの進み方(宿題→見積→伴走→開発→保守・運用) にまとめています。 そもそもAIをどこから始めればいいか決まっていない場合は、 AXの現在地 (松尾豊教授のAX1〜5で自社の位置を決める)から読んでください。