お困りごと 15 2027年1月12日 サポート終了 初回の棚卸しは無料

Windows Server 2016 のサポートが終わる。困るのは OS ではなく、その上の業務システム。

新しいサーバーにするか、クラウドにするか。比べる記事はたくさんあります。 ところが実際に手が止まるのは、その手前です。このサーバーの上で何が動いているのか、全部を知っている人が社内にいない。 移す先は、移すものが分かってから決まります。

サポート終了まで、あと 96 日

何が起きる日か

2027年1月12日は「止まる日」ではなく「更新が止まる日」です

翌朝サーバーが動かなくなるわけではありません。そこから先に見つかった安全上の穴が直らなくなり、 上で動いているソフトの新しい版が対応しなくなっていきます。じわじわ効く期限です。 そして同じサーバーの上には、たいてい別の期限が重なっています。

SQL Server 2016

2026年7月14日

終了済み

Access 2021

2026年10月13日

終了予定

Windows Server 2016

2027年1月12日

終了予定

SQL Server 2017

2027年10月12日

終了予定

出典: Microsoft 製品ライフサイクル(Windows Server 2016・SQL Server 2016/2017・Access 2021)。日付は日本時間に直しています。2026年10月8日確認。

移行先の比較記事が書いていないこと

サーバーの上には、OS より古いものが載っています

Windows Server 2016 が入ったのは、だいたい 2017〜2019年ごろ。その上には、それより前から使っているものがそのまま引っ越してきています。 新しい OS やクラウドに載せられるかどうかは、OS ではなく、これらで決まります。

Access の業務アプリ

受注・顧客・在庫の管理を、社内の誰かが作ったもの。共有フォルダに置いた .accdb を何人かで開いている。作った人はもう別の部署か、退職している。

共有フォルダの Excel とマクロ

月末の集計、請求の転記、日報のまとめ。ファイルの場所が変わるとマクロが止まる。どのファイルがどれを参照しているか、一覧は無い。

SQL Server

業務パッケージや昔の社内システムの裏にいるデータベース。2016 はすでにサポートが終わっていて、OS と一緒に考えないと二度手間になる。

昔の会社が作った社内システム

作った会社と連絡がつかない、保守契約が切れている。動いているから誰も触らない。

ファイル共有と Active Directory だけなら、話は比較的まっすぐです。 手が止まるのは、上のどれかが混ざっていて、「それは移るのか」に誰も答えられないときです。

年明けまでの逆算

移す先を決めるのは、3番目です

先に移行先を決めると、載らないものが後から出てきて止まります。順番はこうです。

1

いま

上で動いているものを一覧にする

サーバーごとに、動いているソフト、共有フォルダ、データベース、定期的に動く処理を書き出します。分からないものは「分からない」と書いて構いません。それ自体が大事な情報です。

2

一覧ができたら

止められないもの・作った人がいないものに印をつける

毎日使っているか、月末だけか。止まったら誰が困るか。作った人・保守している会社に連絡がつくか。ここで、手間がかかるものと、すぐ移せるものが分かれます。

3

年内

移す先と順番を決める

すぐ移せるものから新しい環境へ。手間がかかるものは、作り直すか、延命して時間を買うかを決めます。全部を一度に移す必要はありません。

4

1月12日のあと

残ったものを守りながら移す

間に合わなかったものは、外とのつながりを絞るなどして守りつつ、順番に移します。期限を過ぎても、一覧と順番があれば落ち着いて進められます。

業者に相談するときの一枚

この表が埋まっていると、見積が早く、ぶれなくなります

どこに頼む場合でも、最初に聞かれるのはこの項目です。全部埋まっていなくて構いません。空欄がどこかが分かるだけで、相談はずっと進めやすくなります。

動いているもの 誰が使うか どのくらい 止められるか 作った人・保守
例)受注管理(Access)営業3人毎日止められない元社員(退職)
例)月末集計のマクロ経理1人月1回数日なら可不明
例)共有フォルダ全員毎日止められない—

Access や Excel の中身まで書き出したいときは、社内システムの棚卸しの手順を公開しています。

当社がお手伝いすること

状況を見ていくところまで、手順を整えて対応させていただきます

「何が動いているか分からない」という状態のまま、ご相談いただいて構いません。 上の一覧を一緒に作るところから始め、上で動いている業務システムをどう扱うか——そのまま移すか、作り直すか、しばらく延ばすか——の見立てをお返しします。

古いサーバーの移行の記録はこちらに、 見積が出ない理由と調査の進め方はサーバー移行のページに書いています。

よくあるご相談

Windows Server 2016 のサポート終了について

Windows Server 2016 のサポート終了後も、サーバーは使えますか?

動き続けます。2027年1月12日は「止まる日」ではなく「セキュリティ更新が止まる日」です。翌日に業務が止まるわけではありませんが、そこから先に見つかった穴は直らなくなり、上で動いているソフトの新しい版も対応しなくなっていきます。

有償の延長セキュリティ更新(ESU)で延ばせますか?

延命の手段があっても、それは移す時間を買うものです。提供の条件と費用は Microsoft の最新の案内で確かめてください。延ばすか移すかを決めるにも、そのサーバーの上で何が動いているかの一覧が先に要ります。

サーバーの上で Access や昔の社内システムが動いています。どうすればいいですか?

OS の入れ替えより先に、そのシステムの棚卸しをします。何が・誰に・どのくらい使われていて、止められるか、作った人に連絡がつくかを一覧にします。Access 2021 は 2026年10月13日、SQL Server 2016 は 2026年7月14日にサポートが終わっていて、期限が重なっていることが多いからです。

どこに頼めばいいか分かりません。

整理してからでなくて構いません。サーバーの上で何が動いているか、状況を見ていくところまで手順を整えて対応させていただきます。初回の棚卸しは無料で、その一覧を持って他社に見積を取っていただいても構いません。

移す先を決める前に、上で動いているものを一緒に見る

初回の棚卸しは無料です。30分オンラインで、サーバーの上で何が動いていて、何を止められないかを伺います。分かっている範囲を箇条書きで結構です。「まだ急がなくていい」状態なら、そうお伝えします。

  • 1 下のフォームを送る。箇条書き1行で構いません
  • 2 30分オンライン。資料の準備は不要。いつもの帳票をそのまま見せてください
  • 3 見立てを無料でお返し。進める場合の概算費用もこのとき出します

代表の水野が読み、2営業日以内にメールで返します。営業の電話はしません。 送信によりプライバシーポリシーに同意したものとします。

代表の水野が直接読み、2営業日以内に返信します。無理な売り込みはしません。 お急ぎならお電話でも:050-5473-9708

お困りごとシリーズ

台帳をぜんぶ見る

症状ではなく「これは何の問題なのか」を定義し、実際に見えるようにしたところまでを1本ずつ書いています。

17

kintone を入れたが、ノーコードでは作りきれなかった

止まっているのは画面ではなく、業務の決まりごとと外とのつなぎ

見せられるもの:棚卸し手順(公開)/API で毎晩取得(自社で稼働)
16

KING OF TIME の勤怠を、毎月 CSV で書き出して集計し直している

打刻は貯まっているのに、読まれるのは給与計算の日だけ

見せられるもの:KING OF TIME WebAPI で毎晩取得(自社で稼働)
いま読んでいるページ 15

Windows Server 2016 のサポートが終わるが、上で何が動いているか分からない

困るのは OS ではなく、その上の業務システムの一覧が無いこと

14

夏になると生産が落ち、残業と電気代が増える

機械が動いている時間と人がいる時間を、同じ時間軸で見たことがない

見せられるもの:168時間配置ビュー/heat119(現場センサー・自社で稼働)
13

毎日おなじ手順で、人がパソコンに向かっている

手順が決まって判断の要らない作業が、人の時間で回り続けている

見せられるもの:入金消込/168時間配置ビュー(自社で稼働)
12

AIが出した答えを、そのまま承認している

参考値のつもりで出させた機械の答えが、いつのまにか結論になっている

見せられるもの:入金消込(読ませるのは候補まで、確定は人)
11

人が採れない。増員という選択肢が最初から無い

足りないのは人ではなく、今いる人数で回る形に組み替えられた業務

見せられるもの:168時間配置ビュー/入金消込サンプル
08

ホームページはある。でも、問い合わせが来ない

問い合わせ数だけでなく、商談・受注につながる場所まで育てる

見せられるもの:自社サービスで0件 → 半年 → 月30件にした記録
07

新サービスを作っても、客が来ない

発注者が探す市場かを、作る前に確かめられていない

見せられるもの:自社サービスで0件 → 半年 → 月30件にした記録
09

請求書を出したあと、入金予定を手で打ち直している

請求と入金が別の場所にあり、繋いでいるのが担当者の頭の中だけ

見せられるもの:サンプル3ファイル+プロンプト(その場で試せる)
10

サーバーが古いと言われたが、どこも引き受けてくれない

サーバーが古いのではなく、Webと業務とメールが同じ場所で絡んで作業範囲を確定できない

見せられるもの:老朽サーバーのAWS移行(調査から本番切替まで)
01

人を増やしても、現場が楽にならない

人手不足ではなく、時間帯ごとの配置が見えていない

見せられるもの:168時間 配置ビュー
02

案件の利益が、締めてからしか分からない

見積・原価・入金が別の場所にあり、突き合わせが月末しかできない

見せられるもの:見積・原価・入金を1本に通した工事業務の仕組み
03

ベテランの頭の中にしか、正解がない

文書がないのではなく、文書に聞けない

見せられるもの:マニュアルRAG
06

古いシステムを、もう誰も直せない

システムが古いのではなく、仕様がプログラムの中にしかない

見せられるもの:業務ファイル棚卸しツール

どのお困りごとから入っても、進み方は同じです。 会ったあとの進み方(宿題→見積→伴走→開発→保守・運用) にまとめています。 そもそもAIをどこから始めればいいか決まっていない場合は、 AXの現在地 (松尾豊教授のAX1〜5で自社の位置を決める)から読んでください。